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「夏への扉」 ロバート・A・ハイライン  

夏にぴったりの
清々しさと
読了後に
スッキリ感を味わえる小説でした。








本と作家の情報


作家 ロバート・A・ハイライン

1907年 生まれ 1988年 死去(満80歳)

SF界の長老と呼ばれSF小説を代表する作家の一人。
 ロバート・A・ハイラインは
SF小説を一般誌に載せることで
SFの大衆化を進めた。

SF小説でベストセラーを産んだ最初の作家である。
夏への扉は日本では高い人気作品となった。



日本語訳 福島正美(本名 加藤 正美)

1929年 生まれ 1976年 死去 (満47歳)

SFを日本に定着させようと奮闘。
のちにSFの鬼と呼ばれた。


タイトル ・ 「夏への扉」

1956年 発売

ページ数 約 369p


レビュー 268件
評価   「4.50」
未来へ行き
過去へ行き、
また未来に行く時間冒険、
サスペンスとミステリーが入り混じった奇想天外な物語





ロバート・A・ハイライン 他作品


レビュー 10件
評価   「4.50」


レビュー 16件
評価   「4.00」



レビュー 13件
評価   「4.00」


レビュー 3件
評価   「4.50」














あらすじ


舞台は1970年・・・

発明家でもあり技術者でもある

主人公 ・ ダンはある日

人の手を借りず自動で掃除してくれる

掃除機ロボットを開発した。


画期的な発明で

これはヒット間違いなしと睨んだ

ダンの友人マイルズは2人で

会社を興そうとダンに持ち掛ける。

ダンも快くOKした。

マイルズは営業をダンは新商品の開発を
各々担当し
会社は好調だった。


そんなおりとある理由から

タイプライター兼 女性秘書という役割で

ベル・ダーキンを雇ったのだった。
(ベルは実は詐欺師)


会社はどんどん大きくなり

徐々に ダン マイルズとの間に

会社の行く末 営業経営方針に食い違いが

生まれ出した。



それをきっかけにベルは

マイルズをそそのかし

ダンを会社から追放し

会社の株やダンの開発した商品の特許を

2人のものにしよう話を持ち掛ける。



2人は

ダンに強制催眠自白剤を使い

無理やりコールドスリープに

入れ永い眠りにつかせるのだった。 




2001年・・・30年後に奇跡的に目覚めたダン・・・

朦朧とする中

徐々に記憶がよみがえり

マイルズ と ベル に対しての憎しみが

沸々わき出したダンは

さぁ、どうしてやろうかと

2人への復讐を企て始める・・・・・













感想



30年後目覚めた主人公
何の当てもなく知り合いもいない
こんな状況の中でも
持ち前の技術力と
頭の回転の良さを生かし
時代に合わせ生活していき
自分を裏切った
あの二人を探し出そうと
必死に調べます。


あの二人は

30年後どうなっているのか

非常に気になる所です。



しかし、

時代に合わせて

生きて行ける主人公も

またすごい彼の恨みも相当だろうと

思う所ですが、

30年後のこの時代の

技術に惹かれ

この時代の技術を

取り入れようと勉強する主人公は

根っからの技術者であり、

実にモノづくりが好きだとわかります。


自分が作り出した掃除ロボットに

この時代の技術を

取り入れさらに高性能にしようと

あれこれ想像し考えている姿に

彼自身の楽しげなワクワク感は

伝わります。


しかし、

掃除ロボットを

進化させてる場合かと

少し突っ込みを入れたくなる場面でもありました。


そんなこんなで

例の女ベルと出会えて色々と

状況がわかりだします。



主人公達が起こした会社の行方の事、

マイルズの行方、

そしてマイルズの一人娘の事等。


しかしベルとの会話の中で

意味が通じない話も出てきて

主人公も混乱します。


その混乱部分は

主人公に都合よく未来が進んでいたと

なぜ・・

僕も同じくなんのこっちゃと思いましたが、

これにより

物語がさらに面白くなってきたなと。





そして、

過去を探り出す主人公ですが

やはり調べるだけでは

限界があり

終盤でまさかのタイムマシーンの登場です。



しかし

このタイムマシーン

一度行ったら戻れない欠陥モノ。


さておきこれで謎の部分が明らかになりつつ

主人公の寝ている間に

一体だれが彼の為に

工作したのか、

主人公を

裏切った友人・マイルズは

何を思っていたのか・・・



そして、ダンの未来を予想したかのような

マイルズの一人娘リッキィの

謎の行動は

誰に指示されていたのか。




未来で知った多くの謎が
主人公が過去に戻ったことにより
解き明かされ、
未来へ過去へそしてまた、
未来へ戻る。

30年前後を軸に
時間をまたにかけた物語。

一周回って
最悪を最高に変えた話は
映画「バック・トゥ・ザ・フィーチャー 1、2」を
感じさせるような
面白いストーリーでしたね。


ページ数370ページ程の
短くまとめたいい本でした。



1970年に
コールド・スリープとルンバを
登場させたのも中々愉快でしたね。


ロバート・A・ハイライン彼の他の小説にも
作中に予言したかのような
機器が多く登場

携帯電話
歩く歩道
太陽電池
ウォーターベッド
パワードスーツ
製図ソフトウェア など
どれも 1940年~60年に出した小説に描かれてます。



ハリウッドもこういうのを
映画化してほしいですね。








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